インクルージョンという考え方
2015年05月16日
本当にこういう考え方が、これからの世の中では大切になってくるのだと感じた記事でしたので、ご紹介します。
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世の中にはいろんなひとがいます。そして一人ひとり考え方も違うし、生き方も違います。こうした違いを認めて、共生していくのが「多様性」の考え方です。
でも、ただお互いに存在を認識している、知っているというだけでは、実はまだ足りません。お互いに尊重し合っていても、バラバラに動いていてはできることもすごく限られます。なにかアクションを誰かが起こしても、焼け石に水状態になるだけ。
ではどうするか、というと、つながってチームになること。ただし、ただつながるわけじゃありません。多様性のあるなかで、一人ひとりの本当の強みを活かし、弱みを補完して、あたかもひとつの生命体のように一体となることが必要なんです。言葉にするととてもチープに感じますが、これはとても難しく、だけれども実現したときには本当に大きな力になります。
例えば、目の不自由な方がいたとします。「目が不自由でかわいそうだな」と、感じる方のほうが多いでしょう。それは言い換えると”目が見えない”という出来ないことに焦点をあてて関わっていることになります。それって、本当の強みに目を向けている状態からは程遠いですよね。
では、どうするか。じっくりと耳を傾けて、しっかりとやっていること観ること。そうすると本当の強みが見えてきます。先ほどの例の目が不自由な方は、目は不自由かもしれませんが、その分触覚や聴覚がすぐれてるかもしれません。普段から目を使ってないので、暗闇でも移動することなんてへっちゃらです。その力を活かすのです。事実、今治タオルのテスターとして目の不自由な方が活躍することで、あの高品質のタオルブランドができました。ダイアログ・イン・ザ・ダークという、暗闇の中で対話するイベントは各地に広がってますが、会場でコーディネートしてくれるのは目の不自由な方たちです。
このように先入観を捨てて、本当の強みを見出してつながっていく、チームにしていく、社会として融合して行くことがインクルージョンという考え方です。
年齢も肩書きと経歴も身体的特徴も性別も関係ないのです。大事なことは、なにができるか、なにをやるか。その先に、今までには気づかなかった可能性が沢山眠っているのです。
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会社でも、本当の強みってなんだろうねって、議論して、たくさんの個性あふれる皆さんと共に、最大限の成果を創りだせる組織として頑張っていきたいと感じましたが、いかがでしょうか?
築炉工事の設計・施工、セラミックスの超精密加工に技術・技能を活かす板井築炉株式会社
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