築炉について

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私たちは普段、「築炉」という言葉を耳にすることはほとんどありませんが、鉄やアルミ、陶器、生活用品や各種部品の熱処理など、日常生活の中で使うあらゆるモノのほとんどは、”炉”をくぐって生産されていると言っても過言ではありません。そんな、私たちの生活に欠かせないモノを生み出す”炉”を作る仕事が「築炉」です。
ひと口に炉といっても、囲炉裏や暖炉のような簡単で小さなものから、鉄鉱石から鉄を作り出す「溶鉱炉」、金属・非金属などに熱を加える「加熱炉」、陶器などを焼く「窯炉」、産業廃棄物処理の「焼却炉」まで、形状も大きさもさまざま。特に、素材を加熱して溶かしたり熱エネルギーを取り出したりする工場や、ゴミ処理場で使用する炉は、巨大で高温(800度以上)の装置となります。そのため、中の熱が外に漏れて、効率が落ちたり、外側の装置が傷んだりしないよう、炉の内側に耐火レンガを隙間なく積み重ねて覆い尽くし、外部と遮断する断熱処理が必要となります。
板井築炉は、この耐火材施工のスペシャリスト集団です。断熱・耐火の性質を持つ材料(レンガ、セメント)を使って、1,000度以上の熱にも耐える炉をつくったり、補修・改修をおこなったりしています。築炉は、炉の安定稼動に非常に重要な役割を果たす作業なのです。

板井築炉が誇る独自の技術

築炉の施工では、レンガの種類や接着剤(目地)の材質選び、積み上げ技術が重要な要素となります。接着剤は粘土の一種のモルタル(建築用モルタルとは別物)で、高温になると細かな粒子となって、レンガをしっかりつないでくれます。しかし、このつなぎ目の内部に空気が残ると、空気の熱膨張でモルタルにひび割れが生じたり、湿気を帯びるとレンガとモルタルが剥がれやすくなったりします。
このため、築炉作業の現場では、温度や湿度に気を配り、モルタルの練り・乾き具合を調節しながらレンガを積んでいます。レンガの積み重ねは自動化が難しく、多くは手作業でおこなうので、作業者の安全確保も築炉技術の大切なポイントです。
また、板井築炉では、製鉄所高炉の熱風管づくりの際、管内の熱が外側の鋼管まで達して鉄が赤くなる「赤熱」を防ぐため、中間層の断熱レンガから組む工法を開発しました。鋼管の内壁に密着させて断熱レンガを積み、その後、断熱レンガ層の内壁に耐火レンガを積む方式です。技術的に難しいとされる円形部は支え木枠を使い、モルタルを均等に密着させ、隙間をつくらないようにします。この工法により、熱風管をはじめとする水平管の寿命を従来の2倍にし、20年持たせることが可能となりました。

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