やらなきゃゼロ

2013年07月21日

先日、北海道の夕張市長の講演を聞く機会を戴きました。

なぜ市長になったのか? を語っていました。
夕張市は、財政破綻した市としてニュースになりましたね。
破綻後、かなり若い人たちも辞めていったそうです。でも財政は破綻してもやらないといけない。

そこで、東京が支援を提案。都庁には9000人の職員がいる。全部で16万人も公務員がいる。ノウハウを支援しようということになった。首都公務員として、色々な地域から人があつまっている。そんな中、人事から呼ばれて、夕張市の支援担当者として派遣を打診された。その当時の猪瀬副知事がスピード感を持ってやっていた為にすぐに返答しなければならなかったが、断らなかった。東京も財政破綻しそうなときもあった。実際に現場で學べる機会と捉えた。

しかし、実際に派遣され、現場の大変さを目の当たりにする。小中学校も統廃合、図書館も廃止。甘い考えはなくなり、現実に直面。

夕張の冬、マイナス20℃を超す。皆防寒着来て夜仕事、凍傷になりそうだった。破綻以降、不満たくさんでてきていた。全ニーズを調べた。プライベートでやった。都や市ではできない。まず、アンケートを行った。金、人ないので、全国から大学が調査にきていたので、大学生にやってもらった。

その中で、必ず国や道に届けると約束。道庁で記者会見した。マスコミを巻き込みやった。議員が視察に来たときに約束してもらった。

市長選挙については、2年間の派遣が終わり、都には帰らず、今度は内閣府に派遣が決まっていた。そのときに市長選挙にでないかと打診があった。
イベント会社の社員やコンビニの人たち、7人ぐらいの普通に暮らす人たちからの要請だった。夕張からでていけない人たちが、この人とやりたいという人を選びたいというのが理由。全然知らないひとではないので、現場で一緒になって再生をしている仲間からいわれた。命かけてやりたいと。

人生で初めて悩んだ。断りの理由が出せない自分がいる。なぜ?
自分のなかにやりたい自分がいる。色んな事情を全部取り除いて考えた。やるかやらないか、やると決めた。自分の人生だ。決めたからには頑固。応援者は石原慎太郎。

勘違い野郎といわれた。勘違いからはじまることもある。殺しはしないと。作戦会議やるからこいと呼ばれた。全員と会えと、倉本さんに会えと。5700世帯をまわった。
結果的に、全世帯をまわった地道な活動が実を結び、市長になることができた。

市長になってやった取り組みとして、
副市長は、都と道から派遣にした。そしてそれぞれの責任を明確にした。

市長と話そう会を開催。小規模自治体としての取り組みを実践している。話した内容は、ホームページに公開。

問題解決をするには、問題あるところに飛び込むことが大切という話をされていて、まだ30歳くらいなのにしっかりと先を見据えた行動ができているなあと感じました。
image

築炉工事の設計・施工、セラミックスの超精密加工に技術・技能を活かす板井築炉株式会社

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このページの先頭へ

お問い合わせ 営業時間 00:00~00:00 (土日祝日は除く)

TEL 093-581-3796 FAX 093-581-3796

インターネットからのお問い合わせはこちら

採用情報はこちらから

採用情報はこちら