お花炭

2012年12月05日

 お花炭をご存じだろうか。昔炭焼きの際に土窯の温度が上がらない隅の方に、花や野菜を置きそのまま炭化する。温度があまり上がらないので低温炭化(炭化不十分)され、形はそのままで真っ黒な飾り炭となる。観賞用なので工業的に利用されないものと思っていたら、京大の赤木和夫教授は、これをヒントに高分子を炭(グラファイト化)にし、超電導材料の合成に挑戦している(雑誌ニュートン、2013年、1月号)。研究者の「何かに使えないか」という探究心はすごいものですね。

築炉工事の設計・施工、セラミックスの超精密加工に技術・技能を活かす板井築炉株式会社

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